質問に質問で返す心理について
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質問に質問で返す人は、世の中にたくさんいます。
これは何となく癖でそうしてしまう人もいる一方で、裏に問題を抱えている人もいます。
では、質問に質問で返す心理とはどのようなものなのかと言えば、まず問題をすり替えようとしている可能性があります。
これは自分が直接関わっている事柄だからそうするとは限りません。
自分に近しい位置にいる人や、責任問題を追及したら、所属組織そのものが揺らぐという場合にも、そうすることがあります。
これは何かをかばおうとする心理の表れです。
この対応法は、時間を稼いで問題をうやむやにしようという、会話テクニックでもあります。
人間はいつまでも同じ物事と向き合う訳にはいきません。
時間の経過は記憶の摩耗を呼び、いつしか当事者でさえも昔の話だと考えるようになります。
なお、これは計算ずくで行われるものばかりではなく、とっさの判断で行う場合もあります。
後者の方に緊急回避の気持ちが強いのは、自明の理となっています。
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質問に質問で返す心理としては、他に後ろめたいことがあるというパターンがあります。
これは交際相手から浮気をしているのではないかと問い詰められたとき、そちらの方はどうなんだと切り返すという図が当てはまります。
人間は指摘されるとまずいと思われる事柄に触れられると、相手の落ち度を探したくなるものです。
そのため、確たる証拠もなしに、感情論で向こうも自分と同じ事をしているのではないかと考え、質問に質問で返すという真似をしてしまうのです。
また、その質問にはっきりと答えたくないために、そうするということもあります。
こちらは相手が追及の手を強めようとすると、どうしてそんなことをするのだと、怒りを露わにするのが特徴です。
このように、質問に質問で返す心理は、何かをごまかしたい、かばいたいという気分が多分に滲んでいるものとなります。
人間は図星をつかれると怒るという傾向にあるため、冷静に話し合いたいときは、相手の反応を見ながら対処した方がよいでしょう。
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